◆女子プロゴルフツアー ▽今季メジャー第2戦 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯 練習日(6日、京都・城陽CC=6555ヤード、パー72)
前週まで3週連続でトップ10入りと上り調子の原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が公式会見に出席した。5日に10~18番、この日は1~9番を練習ラウンドで回り、「アップダウンがありティーショットが大変。ショットの距離感が大事になるコース。60台で回りたいけど、グリーンも日によって変わってくる」と気を引き締めた。
20年の日本女子オープン、JLPGAツアー選手権リコー杯に続く自身メジャー3勝目へ「大きいタイトルを前にして、気持ちも高まっている。強い気持ちを持って戦いたい」と力を込めた。女子プロゴルファーの頂点を争う今大会に向け、「すごく価値のある試合だと感じる」と強調した。
上位争いと好調をキープするが、2週前のニトリレディスは首位で迎えた最終日に76と落として、7位。前週も最終日に72と伸ばせず(3位から10位)、もどかしい展開が続いているのもたしか。「最終日に伸ばせていないので、自分の強い気持ちとプレーが反するというか。もちろん勝ちたいですけど、もっと何を考えたら流れを持って来られるんだろう」と自問自答しつつ、「これも経験ですね」と自身に言い聞かせた。
師匠の尾崎将司にも「力入っちゃうんですよ」とこぼすと「そんなの当たり前だろう。ユルユルやってるよりいいよ」と返されたという。原は「その(優勝争いの重圧、緊張感の)中で自分の解決策や、力が入るにまさる調子の良さであったり。信じる気持ち、勝負の運を引き寄せる気持ちの強さの持って行き方が(うまく)できれば」と、プレーのコントロール面を課題に挙げていた。