馬場咲希2オーバー70位 ツアー2度目予選落ち「課題だらけ」「気持ち的に疲れた」


18番、アプローチショットを放つ馬場咲希 (カメラ・豊田 秀一)

18番、アプローチショットを放つ馬場咲希 (カメラ・豊田 秀一)

◆女子プロゴルフツアー ▽NOBUTA GROUPマスターズGCレディース 第2日(21日、兵庫・マスターズGC=6585ヤード、パー72)

 7差54位から出た、アマチュアの馬場咲希(代々木高2年)が1バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの74で回り、通算2オーバー70位で終えた。50位タイまでの予選通過ラインが1アンダーで、予選落ちとなった。

 8月の全米女子アマチュア選手権覇者は、多くのギャラリーが見守る中で1番からスタートした。馬場は2番でセカンドショットをグリーン左ラフへ。アプローチがカップをオーバーすると、下り傾斜で8メートル近く流れた。そこから3パットでダブルボギー。序盤で2つスコアを落とし、リズムに乗りきれないまま前半を折り返した。

 後半は13番でこの日、初バーディーを挙げたが、16番でボギーしてスコアを落とした。馬場は「前半からフェアウェーをとらえることができなくて、ラフからのショットもうまくいかなかった。後半は最低でも(バーディーを)2つ、良ければ3つじゃないと(予選を)通らないなと思ってやっていて、チャンスもあったがパターが入らないで、最後までそんな感じで来てしまった。課題だらけのラウンドでした」と反省ばかりが口をついた。

 後半のバーディーチャンスで、なかなかパットを決めきれず「結構(予選の)カットが難しい位置だったので、そこで追い込んじゃった。入れなきゃ、あと何ホールで何バーディーと考えちゃったので、外した後とかも、バーディーを取らなきゃと。ちょっと追い込んでしまった」と予選ボーダーラインの重圧も影響した模様。ツアー出場6戦目にして自身初の連戦で、2度目の予選落ちとなり「疲れてはないが、ちょっと気持ち的に疲れちゃった」と精神面の揺れがあったことを明かした。

 それでも、原英莉花、小祝さくらと回った2日間に「すごいアグレッシブ。原さんは特に飛距離が出るので、パー5とかで2オンを普通に狙っていって、すごい格好いいなと思った。小祝さんはパッティングがすごく上手で、結構距離のあるパッティングで私が外したようなチャンスのパットも多分、すべてくらい入れていたので、2週連続ですごく学びになることが多かった」と収穫も得た様子。大先輩の岡本綾子からも練習中などに声をかけられ、「ゴルフ的なアドバイスよりは、将来的な。岡本さんもアメリカで経験があるので、これからのゴルフ人生のアドバイスを教えてもらった。私もアメリカに行きたい気持ちがあるので、まず日本のプロテストのこととか、アメリカのQT(予選会)のこととか。うまくいったとしても、いかなかったとしても、ポジティブに考えて。周りのいろんな意見があると思うが、気にせずに自分の思った道を進めばいいよと言ってくれた」と充実の2日間に前を向き直した。

最新のカテゴリー記事