【マンスリー藤田光里】亡き祖父を思って久々の首位に


沖縄でのツアー転戦の合間に海でリフレッシュした藤田(本人提供)

沖縄でのツアー転戦の合間に海でリフレッシュした藤田(本人提供)

 この連載コラムが今月で103回目となったそうです。放送約2年の冠番組「ゴルフ偏差値向上委員会」も10月に100回を超えたのですが、月一コラムで100回は本当にすごいですよね。よくネタが尽きないな、と(笑い)。北海道、読者の皆様のおかげです。ありがとうございます。

 28歳初戦のSkyレディースABC杯(9月末)は今季最高の5位でした。長くて狭いコースだったのでフェアウェーキープを重視。第2日は68で、優勝した19年6月のユピテル・静岡新聞SBSレディース以来の首位に立ちました。リーダーボードが16番までなくて。見たら、一番上に自分の名前があってビックリしましたね。

 実は、大会直前に母方の祖父・山下睦雄が82歳で北海道で亡くなりました。出場を悩んで母に相談したら「試合で頑張りなさい」と言ってくれて。第2日が葬儀の日で、上下黒のウェアを着ました。祖父のことを思い出しながら「今日は良いプレーを見せたいな」と回ったらパーオン率が高く、久々の首位に立てました。小さい頃に北海道内のゴルフ場の会員権を買ってくれて。コンペ出場やラウンドができるようにサポートしてくれて。祖父には心から感謝しています。

 11月は、レギュラーツアーの大王製紙エリエールレディス(17日開幕・愛媛)に主催者推薦で出場させていただきます。来季出場権をかけた1次QT(予選会)は、22日から兵庫・有馬CCで出場します。エリエール―は、三觜喜一コーチ(47)に昨年4月以来のキャディーをしていただく予定です。QT前に良いイメージを持てるように頑張ります!(女子プロゴルファー)

 ◆藤田 光里(ふじた・ひかり)1994年9月26日、札幌市生まれ。28歳。3歳で父の故・孝幸氏の教えでゴルフを始め、西岡中3年から北海道女子アマチュア5連覇。飛鳥未来高卒。13年にプロテスト合格。14年賞金ランク38位、15年はフジサンケイレディスで初優勝して同18位。17~21年は賞金シード入りを逃した。165センチ、56キロ。家族は母と妹、弟。「AKRacing(エーケーレーシング)」所属。

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