◆全米女子プロゴルフ協会公式戦 TOTOジャパンクラシック(3~6日、滋賀・瀬田GC北C=6616ヤード、パー72)
日本ツアー通算6勝の西村優菜(スターツ)が2日、プロアマ戦で最終調整。日米両ツアーを兼ねる今大会へ強い思いを持って挑む。
既に今オフに行われる米女子ツアーの来季出場権を懸けた最終予選会(=Qシリーズ、12月・米アラバマ州)への挑戦を表明しているが、今大会で米女子ツアー初優勝となれば、8日間、計8ラウンドと長丁場のQシリーズを経ずに、来季ツアーの出場権を得られる。西村は「Qシリーズに向けて準備しているので、行きたくないとかはないんですけど、それまでにチャンスが一回あるということ。とにかく一生懸命にプレーしたいです」
3日の初日は、6月のメジャー、全米女子オープンを制した世界ランク5位のミンジ・リー(オーストラリア)、今季米女子ツアー1勝で、昨年大会覇者の同い年・古江彩佳(富士通)と回る。M・リーは全米女子オープンで自身が予選落ち後に決勝ラウンドのプレーを見て学び、大いに刺激を受けていた。「すごいいいところに入れてもらえてうれしい。ミンジ・リー選手とは一緒に回ってみたかった」と胸を弾ませた。
12月のQシリーズに参戦する場合、大阪出身の西村にとって、関西地方での試合は今季最終戦となる。「関西での試合は自然と力がわく。頑張ろうという気持ちが一層強いので、それをプレーにつなげられたらうれしい。家族も見に来てくれるので、いいショット、パットができればいいな」と気持ちを引き締めた。
大会は3年ぶりに日米共催で行われ、78人が出場し、4日間予選落ちはない。