小祝さくら「なぜか良い…不思議な感じ」という好相性コースで1打差3位発進


◆全米女子プロゴルフ協会公式戦 TOTOジャパンクラシック 第1日(3日、滋賀・瀬田GC北C=6616ヤード、パー72)

 第1ラウンドが行われ、今季日本ツアーで2勝を挙げる小祝さくら(ニトリ)が6バーディー、ボギーなしの66をマークし、6アンダーで1打差3位と好スタートを切った。「ティーショットがあまり良くなかったりしたけど、その中でもスコアを伸ばせた。今日はパットが良かったです」と淡々と振り返った。

 瀬田GC北Cで開催された18年は8位、19年は6位、日本ツアー単独開催の昨年大会は10位と好相性のコース。小祝は「なぜか良いみたいな…不思議な感じです」と首をかしげるが、初日も良かった。前半で2つスコアを伸ばすと、12番で4メートル、14番は7メートルのバーディーパットをねじ込んだ。18番もバーディーで締めくくった。前週からパットを打つ時に球を体の方に寄せ「目の下に置く感じ」と変えたことが奏功。「出球がそろった」と手応えを口にした。

 大会は3年ぶりに日米両ツアーを兼ねる。ともに1歳下の稲見萌寧(Rakuten)、米ツアーメンバーのリン・グラント(スウェーデン)と同組で回った。「今日は萌寧ちゃんとは話したけど、リンさんとは一回もしゃべれていません」とちょっぴり悔しげ。ただ、リンのキャディーとは英語で国籍や年齢をたずねたりしたそうで、「(英語は)そんなに…だけど」と日米共催の独特の雰囲気も楽しめた様子だった。

 「大会自体好き」と好相性コースで、5月のリゾートトラストレディス、10月のスタンレーレディスに続く今季3勝目に挑戦する。「まだ初日が終わったばかり。毎日ベストを尽くして一日ずつスコアを伸ばしていきたい」と表情を引き締めた。

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