◆女子ゴルフ 最終プロテスト 第3日(3日、茨城・大洗GC=6543ヤード、パー72、参加100人)
第2ラウンド(R)残りと第3Rが行われ、11オーバー80位タイまでの85人が最終ラウンドに進出した。68の鶴瀬華月、70の藤井美羽(みう)、69のタナポンブンヤラス(タイ)の3人が通算7アンダーで首位となった。
いずれも71の神谷そら、小暮千広が6アンダーの4位で続いた。平岡瑠依、高野あかり、森彩乃、ウー・チャイェン(台湾)が5アンダーの6位。大須賀望が4アンダーの10位となった。
六車日那乃は2オーバーの33位、寺岡沙弥香と吉田鈴(りん)は3オーバーの35位で巻き返しを図る。4日間72ホールで争い、20位タイまでが合格する。
〇…寺岡は50位から出て71で回り、3オーバーの35位に順位を上げた。6月の日本女子アマ覇者は合格圏まで3打差。5つ伸ばして迎えた後半の7番パー5で2回ロストボールし、まさかの10打。直後の8番で「気合で入れた」とバーディーを奪ったが、ラウンド後は悔しい気持ちが勝り号泣した。
プロテストは3度目の挑戦で、今年は最終から受験。「気持ちは違う。(これまで2度失敗した)鬼門の2次を受けなくていいので」と、気を取り直した。逆転を狙う最終日へ「風が強いと思うので、2アンダーくらいで回れれば」と、懸命に滑り込みを狙う。
鶴瀬(東北高出身の20歳が6バーディー、2ボギーの68で7位から首位に浮上)「昨年落ちてから、技術面ではショートゲームを頑張ってきた。一喜一憂しないように」
吉田(ツアー2勝の優利の妹は70と巻き返し、3オーバーの35位で合格に望み)「前日にコーチに来てもらい修正した。60台を出せば通れると思う」