44位からゴボウ抜き 首位に急浮上の大槻智春「普通に予選を通れればと思っていた」…


18番、大槻智春はティーショットを放つ(カメラ・岩田 大補)

18番、大槻智春はティーショットを放つ(カメラ・岩田 大補)

◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 第2日(18日、宮崎・フェニックスCC=7042ヤード、パー71)

 ツアー通算2勝の大槻智春(真清創設)が44位から出て、1イーグル、6バーディー、ボギーなしのこの日ベストスコア63で通算9アンダーの首位タイに浮上した。

 後半の7番では6メートルのイーグルパットを沈めるなど、この日は22パットと好調。「パターが良く入ってくれたラウンド。(44位からスタートで)普通に予選を通ってくれればと思っていた」と笑顔で話した。

 今季は9月のANAオープンで石川遼とのプレーオフの末、3年ぶり優勝を飾った。「2勝目できたことはうれしかったけど、そこから自分のゴルフが思ったようにいっていない。ずっと悩みながら、自分の感覚を戻していけたらいいと思ってやっていた」。今年は各会場のグリーンに合わせ、パターを約10本試すなど試行錯誤し、先週2日目から使用するピン型がうまくはまったという。

 20年大会は、首位で最終日を迎えながら最終日に伸ばせず3位。「もちろん悔しさはある」。自身初のシーズン複数回優勝に向け、残り2日へ「年間2勝できたら、来年、再来年の自分の選択肢(海外挑戦など)も増えてくる。今日みたいなゴルフをしようとは思わないし、できないので、しっかりと一打のショットに集中していけたら」と気持ちを込めた。

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