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18番、パットのラインを読む山下美夢有 (カメラ・豊田 秀一)
◆女子プロゴルフツアー今季最終戦 メジャー▽JLPGAツアー選手権リコー杯(24日~27日) プロアマ日(23日、宮崎・宮崎CC=6487ヤード、パー72 報知新聞社後援)
今季ポイントランク1位を確定させ、21歳103日で最年少女王に輝いた山下美夢有(加賀電子)が、2年連続2回目出場となる今大会へ向けてプロアマ戦に参加した。
すでに年間女王を決めているが、若きヒロインは“もう一つ”の目標に意欲を燃やした。山下は「アンダーパーは確実にいきたい。(年間)平均ストロークを60台へ、最後に持っていけたらいいなと思っています」と宣言。ここまで70・0376の年間平均ストロークは歴代2位で、日本人では1位だ。4日間の今大会で計12アンダー以上をマークすれば、70台を割る計算。さらに、計19アンダーまで伸ばせば69・9344で、2019年の申ジエ(69・9399)を上回る新記録となる。
23位に終わった昨年大会を振り返り、山下は「去年はマネジメントが全然でした。風やグリーン周りが難しくて、苦労しました」と悔しさをにじませた。目標達成で有終の美を飾るべく「最終戦で、しっかり成績を出したい思いがあります。優勝争いをできるようにしたい」と力を込めた。