ブリヂストンスポーツのドライバー・Bシリーズから「B3」は、契約プロの古江彩佳(22)=富士通=が今季途中から実戦投入した。3戦目のスコットランド・オープンで米女子ツアー初優勝するなど、好調の一因となっている。7月に発売された新ギアを宮下京香記者が「打ってみた」。また、同社から9月に発売され、全米女子アマチュア選手権を制した馬場咲希(17)も使用するアイアン「221CB」も紹介する。
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「B3 SD(ストレート・ドライブ)」を打って真っ先に「怖がらずに振り切れる」という感想を持った。右に曲がるミスが多い記者だが、打球は真っすぐ飛んだ。試打当日は悪天候だったが、飛距離も落ちていなかった。ヘッドに軽いカーボン素材を使用し、総重量は変えずに余剰重量が従来と比べ2倍の約40グラムに。「使える重量」を増やしたのが特長だ。ヘッドの後ろ側に加重する「SD」は軽いのに、ぶれない一品だ。
古江は夏場の帰国時に「SD」を試し、7月のニッポンハムレディスで投入。3戦目のスコットランド・オープンで米ツアー初優勝し、10月の日本ツアー、富士通レディースの連覇も支えた。「曲がらない。思い切って振れる」と信頼を寄せる。
10月上旬の日本女子オープンで11位となり、ローアマに輝いた馬場は、5、6アイアンに同社の新製品「221CB」を使用する。高重心でスピンを操作しやすく「1ヤードの距離」の精度を追求。同シリーズで球を上げやすい「222CB+」と飛距離に違和感なく並行して使えるのも特長だ。トップ選手も支える強力なギアでスコアアップを狙いたい。(宮下 京香)