男子ゴルフで国内1勝で、昨年9月にプロ転向した中島啓太(フリー)が7日、米ツアーのソニー・オープン(ハワイ州、12日開幕)へ向け渡米。羽田空港で取材に応じ、「正月は家族と過ごせた。去年(41位)の悔しさを晴らせるように上位で争えるように頑張りたい」と力を込めた。アマで出場した昨年に続き、2年連続の出場。昨年は5位で予選を突破したが、第3日に72と伸ばせず41位に終わった。
プロ転向後は国内ツアー7戦に出場し、トップ10が2回。昨年10月の米ツアー、ZOZOチャンピオンシップでは12位に入った。オフはトレーナーの助言を受け、週3回のトレーニングで上半身を中心にパワーアップした。「いい期間を過ごせた。自分の体を毎日鏡で見ているので、あまり変化には気づかないけど、体重も少し増えた。(ゴルフにつながる面でも)変わっていると信じたい」と振り返った。
今年の目標に「初優勝」を掲げた期待の22歳。ソニー・オープンでは新クラブの投入も示唆している。「帰ってくるのがいつになるのか自分でも分からない。そういう覚悟を持って出発したい」と大量の荷物を見つめた。大会後は米国本土に移動し、帰国時期を決めずに現地で調整しながら、米ツアーへの推薦出場を探ることになるという。