菅沼菜々、日本パラスポーツ協会に100万円寄付「障害抱えている選手の力になれないか」


日本パラスポーツ協会の森和之会長に目録を贈る菅沼菜々(カメラ・高木恵)

日本パラスポーツ協会の森和之会長に目録を贈る菅沼菜々(カメラ・高木恵)

 女子ゴルフで不安障害の一つである「広場恐怖症」を公表している菅沼菜々(22)=あいおいニッセイ同和損保=が8日、昨季の獲得賞金から100万円を日本パラスポーツ協会に寄付した。同協会によると現役アスリートからは初めてで、菅沼は毎年支援を継続していくことを明言した。

 所属先あいおいニッセイ同和損保はパラアスリートの雇用に積極的で「私も病と向き合う中、それ以上の障害を抱えている選手の活躍を応援したい。何か力になれないか」と考えたという。飛行機と新幹線は利用することができず、北海道と沖縄の試合を欠場しながら、昨季はメルセデス・ランク8位と飛躍を遂げた。

 同社の自動車保険のCMで、デビューを果たすことも明らかになった。「撮影は緊張したけど楽しかった」と笑顔。「優勝したい。今後、何勝もできるように頑張りたい」と今季中の初優勝を誓った。(高木 恵)

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