暫定首位の佐久間朱莉、師匠ジャンボの助言でスイング修正「いいゴルフができて自信になった」


笑顔で9番をホールアウトした佐久間朱莉(カメラ・頓所美代子)

笑顔で9番をホールアウトした佐久間朱莉(カメラ・頓所美代子)

◆女子プロゴルフツアー 明治安田生命レディス 第1日(9日、高知・土佐CC=6228ヤード、パー72)

 第1ラウンドはサスペンデッドとなった。20歳の佐久間朱莉(大東建託)が10バーディー、1ボギーの大会コースレコードに並ぶ63を記録し、9アンダーで暫定首位に立った。

 佐久間は10番から出ると、11番から3連続バーディー。15、16、18番もバーディーを奪って前半に6つスコアを伸ばした。後半に入っても勢いは止まらず、1、2番、6、7番と連続バーディー。終盤の8番で初ボギーを喫したが、ツアー自己ベストを3打更新する63で回った。

 「自分でもびっくりするぐらい、いいゴルフができていた。ショットもパットも良かった」と笑顔で振り返った。2021年6月のプロテストにトップ合格すると、昨年は全38試合に出場し、トップ10入り3度を含む活躍でメルセデス・ランク33位で初シードを獲得した。

 それでも「点数で言うと60点くらい。初優勝したかったので、悔しい思いの方が強い。同期も年下も優勝している」と満足はしていない。オフは1月下旬に調子落ちを経験した。スイングが縦振りになって、ショットがつかまらず飛距離が落ちてしまったと振り返り、師匠である尾崎将司にスイングをみてもらった。「確かに縦振りだな」と指摘を受け、「少し横振りにするイメージにして今はやっている」と佐久間は言う。しっかりと球がつかまえられるようになり、「ジャンボさんに教えていただいたおかげで、気づけた」と修正に成功し、感謝した。

 前週の開幕戦では18位に入り、この日は63とスタートダッシュを決めた。「すごくいいゴルフができて自信になった」とうなずいた。目標の初優勝へ「明日は明日で切り替えていこうと思う」と表情を引き締めた。

最新のカテゴリー記事