パッティングの名手・鈴木愛は67で5アンダーの首位発進に「馬鹿にできない10グラムだなと思います」


鈴木愛

鈴木愛

◆日本女子プロゴルフツアー ヤマハレディース 第1日(30日、静岡・葛城GC山名C=6480ヤード、パー72)

 2017年&19年賞金女王の鈴木愛(セールスフォース)が5バーディー、ボギーなしの67で回り、ささきしょうこ(日本触媒)と並んで首位でホールアウトした。

 ショット、パットともにさえた。10番から出て12番で2M、18番で2・5Mを沈めて2アンダーで折り返した。後半も4番で4M、5番で2M、8番で3Mをねじ込んでリーダーズボードを駆け上がった。

 ホールアウト後の会見では「ショットの調子も全体的にすごく良かった。13番でOBかと思ったのが残っていてくれてパーを取れて、17番も2Mのパーパットが入ってパーが取れたので。流れよく安定していましたね」と納得の表情で振り返った。

 例年よりも「柔らかくて、遅い」と指摘する選手が多いグリーンについてツアー17勝の実力者は「苦戦はしなかったですね。先週はショートパットを外して予選落ちしたので、リズム良く打つことを心がけている。3日間同じリズムで打てたらいい」とうなずいた。

 前週もグリーンが重く、「思うような転がりがすごく少なかった」。そこで、契約するピンの担当者から「パター(アンサー2)を前と同じ重量に戻してみたら」とアドバイスされ、10グラムの鉛をパターヘッドに貼ったという。「ショートパットがすごく振りやすくなって安定した。すごくフィーリングよく打てる。私は、ショートパットは重量があった方がストロークが安定する。ゆっくりしたテンポで打つので、10グラム増やしたことでタイミングよく打てる。本当に、馬鹿にできない10グラムだなと思います」と、得意のグリーン上に手応えをつかんだ様子だった。

最新のカテゴリー記事