◆米男子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 マスターズ 第2日(7日、米ジョージア州オーガスタナショナルGC=7545ヤード、パー72)
【オーガスタ(米ジョージア州)7日=岩原正幸】第2ラウンドは雷雲接近による2度の中断の末、日没順延された。緑豊かで花が鮮やかに色づく世界最高の夢舞台だが、マスターズの大会公式サイトによると、8日はさらなる悪天候予報となっており、1983年以来40年ぶりに大会予備日の月曜日決戦となる可能性が出て来たという。
この日の第2ラウンドは悪天候を見込んで、全体のスタート時間が30分繰り上げられた。朝は日差しが差し込んだが、午後は分厚い雲が垂れ込めた。午後3時に雷雲接近で約21分の中断。再開されたが、風雨の強まった午後4時22分に再び雷雲接近で2度目の中断。17番ティーグラウンドの付近の3本の松の巨木が倒れるアクシデントも幸い、けが人はいなかった。その後、懸命の撤去作業なども行われたが、再開されることなく、午後5時46分に日没順延が決まった。最終組の21年大会王者・松山英樹は9番ホールをプレー中で、39選手がプレーを終えられなかった。
8日午前8時から第2ラウンドの残りが再開される予定。ところが天気は強い雨予報で、気温も20度近く急激に下がる見込みという。過去、マスターズの歴史の中で月曜日決戦となったのは5度。もし今大会がそうなれば、故セべ・バレステロス(スペイン)が制した1983年以来となる。
2015年全米プロ選手権覇者で、通算5アンダーの暫定6位につけているジェーソン・デー(オーストラリア)も「今後、数日で何が起きるかは誰にもわからない」と話している。