◆男子プロゴルフツアー ▽関西オープン 第2日(14日、大阪・泉ヶ丘CC=7051ヤード、パー71)
ツアー18勝の石川遼(カシオ)が連続60台ラウンド記録を「15」に伸ばし、ツアー最多記録に並んだ。
首位と5打差19位で出た石川は5バーディー、2ボギーで終え、68をマークした。これで、昨年11月のダンロップフェニックス(宮崎・フェニックスCC)最終日から、15ラウンド連続で60台を継続。米ツアー11勝のセルヒオ・ガルシア(スペイン)が2003年に作ったツアー記録に並び「悪いサインではないというだけでうれしいですね」と話した。
13日の第1ラウンドでは最終9番で、入れば69、外せば70のパーパットを見事に沈めた。通算5アンダーで15位につけており、予選通過は確実で15日の第3ラウンドで約20年ぶりの記録更新に挑むことになる。ただ「全然、明日の天気の方が僕は心配(笑い)。絶対に更新してやると思って来て、大雨でやりませんみたいなのは…。それしか目指さないというモチベーションでは来ない」と冷静に話す。
悪天候予報の決勝ラウンドに向け、「大雨でやるとなったら、今日よりタフなコンディションになるので、今日の内容では60台では回れない。ただ、明日の70というスコアが、今日で言う67とかの価値があるスコアになりうる。フィールド全体の中で自分がどれくらいのパフォーマンスを出せたか」と、記録は意識せずに首位との差を1打、1打縮めていく。