男子プロゴルフの石川遼(カシオ)の弟・航、木村太一(ともにフリー)ら若手プロ10人が25日、埼玉・日高CCで開催された「第1回 DMHC支援 プロ・アマチャリティー ~西山スマイルカップ~」に参加した。
石川は肉体改造に取り組み、この1年で体重は10キロ増えて76キロになった。オフはショートゲームを中心に取り組んできた。昨年の夏頃から、兄にアドバイスを求めることをやめた。「めちゃくちゃ尊敬しているし、めちゃくちゃ信頼しているので、全部うのみにしてしまう。自分で考えなきゃダメだなと思った」。今は遼のプレー動画を見て、参考する程度にとどめている。来月はゴルフパートナー・プロアマ(5月18~21日、茨城・取出国際GC)、下部のABEMAツアーの太平洋クラブチャレンジ(5月24~26日、埼玉・太平洋クラブ)に主催社推薦で出場する。
2019年日本アマ覇者で、昨年のANAオープンで6位に入った木村は、今季はABEMAツアーが主戦場。「まずは1勝すること。そこから2勝、3勝して来季はレギュラーツアーに上がることが目標」と語った。
公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン(DMHC)は、病気の子どもと、その家族が利用できる滞在施設、「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を運営している。石川は「僕ら世代の選手だと、自分のことで精いっぱいという人も多い。今回参加させていただいて、自分たちでも力になれるという、プロゴルファーとしての存在意義を感じることができた」。木村は「初めて参加させていただいた。プロゴルファーは皆さんに支えられている職業。恩返しというか、ゴルフを生かしてチャリティーに貢献する機会をいただきうれしい」と話した。