１７番ティーショットを放つ吉田優利（カメラ・今西 淳）
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第２日（５日、茨城ＧＣ西Ｃ＝６７８０ヤード、パー７２、報知新聞社後援）
１打差２位から出た吉田優利（エプソン）が５バーディー、２ボギーの６９とスコアを３つ伸ばし、通算４アンダーの暫定ながら単独首位でホールアウトした。出だしの１０番で３メートルのバーディー発進。１７、１８番、後半の１番と３連続バーディーを奪った。５、６番で連続バーディーを喫したが、９番で６メートルのバーディー。連日の最終ホールのバーディー締めで大勢の観客から拍手喝采を浴びた。
「とくに前半が良いリズムで回れた。ショットもパットも良かった。後半少し崩れかけたけど、うまく持ちこたえられた。連続ボギーは最低限に抑えられたと思う。スコア以上に満足度の高いゴルフだった」
昨年は３７試合に出場し、メルセデス・ランク６位と活躍も未勝利で、２位が５回と惜しい戦いが続いた。トップ１０入りは半数以上の１９回で、年間女王・山下美夢有の２１回に次ぐ２位だった。「毎日、毎日、試合があって、次に向けて準備をしなくてはいけないのがプロだと自覚している。自分の中でもちろん優勝はしたいけど、結果だけを追わず過程を大事にしなきゃいけないと思っていた。昨年のゴルフや、今週２日間しているゴルフができていれば、絶対にチャンスは来ると思う」
２０００年度生まれ“ミレニアム世代”では、２１年大会を制した西村優菜に続く２人目のメジャー制覇を狙う。