徳島出身の尾崎慶輔がハーフタイ記録の28で首位発進「優勝して尾崎将司さんにあいさつに行きたい」


尾崎慶輔

尾崎慶輔

◆男子プロゴルフツアー  ゴルフパートナー・プロアマ第1日(18日、茨城・取手国際GC東C=6804ヤード、パー70=、同西C=6544ヤード、パー70=)

 徳島出身、32歳の尾崎慶輔(平川CC)が東Cを1イーグル、7バーディー、1ボギーの62で回り、首位に立った。東Cを回った22歳の学生プロ宇喜多飛翔(大阪学院大)、西Cを回った25歳の西山大広(フリー)も62で回り、首位タイ。

 尾崎慶輔がロケットスタートを見せた。スタートの東C10番パー5で残り200ヤードを6アイアンで2オンに成功し、イーグル発進。12番からは怒とうの5連続バーディーを奪った。ボギーなしで、インコース(3431ヤード、パー35)を7アンダー、28で回り、ツアーの9ホール最少ストロークタイ記録をマークした(パー36の28ストローク、8アンダーは過去に8人がマーク)。

 今大会はプロ2人、アマ2人の組み合わせでプレーし、プロは通常のトーナメントと同じく72ホールのストロークプレーで競う。アマチュアもプレーすることもあり、コース設定は易しく、昨年と一昨年の今大会では計8人がハーフ28をマーク。昨年の優勝スコアは22アンダーで、今年もスコアの伸ばし合いが必至。絶好のスタートを切った尾崎慶輔は「5連続バーディーの時は『ヤバイ』と思いました」と笑顔で話した。

 尾崎と言えば、尾崎将司、健夫、直道の3兄弟が余りにも有名。尾崎3兄弟と同じ徳島県出身の慶輔は「ジャンボ尾崎さんの親戚ですか、とよく聞かれますが、残念ながら違います」と話す。「お会いしたいですけど、まだ、一度も会ったことがありません。優勝して、ごあいさつに行きたいです」と笑顔を交えて話した。

 昨年、ミズノオープン第1ラウンドの16番パー3でホールインワンを達成。さらに翌週のメジャー初戦、BMW日本ツアー選手権森ビル杯第3ラウンド13番パー3で2周連続のホールインワン。特別賞として、1800万円相当の高級車「BMW M850i xDrive Gran Coupe」を獲得した。ショット力と強運を兼ね備える。プロ12年目でツアー未勝利の尾崎慶輔は、偉大な尾崎3兄弟に一歩、近づくためにも悲願の初Vを目指す。

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