蝉川泰果「パットがいい雰囲気」1差2位キープの64


蝉川泰果

蝉川泰果

◆男子プロゴルフツアー ゴルフパートナー・プロアマ 第3日(20日、茨城・取手国際GC東C=6804ヤード)

 1打差2位から出た蝉川泰果(22)=フリー=は1イーグル、5バーディー、1ボギーの64で回り、通算18アンダーで1打差2位をキープした。日本若手NO1は今季2勝目、通算4勝目を目指す。大会翌日(22日)には隣接する茨城GC西Cで2ラウンドで争われる全米オープン最終予選に臨む。首位はフィリピンのジュビック・パグンサン(45)=フリー=。日米ツアー通算13勝の丸山茂樹(53)の長男・奨王(登録名の読みはショーン、22)=フリー=は75と苦戦し、最下位の70位に後退した。

 アマとしてツアー史上初のマルチ優勝を果たした蝉川は、スコアの伸ばし合いとなる戦いにも堂々と応じた。最終組で直接対決した首位のパグンサンに譲らず、64をマーク。300ヤード超のドライバーショットを連発し、さらに「パットがいい雰囲気」と冷静に話した。

 昨年大会の優勝スコアは22アンダー。最終日もバーディーの“乱打戦”となることは必至だ。「ビッグスコアを出せる選手が優勝できます」と蝉川は意気込む。

 最終日の翌日には36ホール勝負の全米オープン最終予選に臨む。ハードスケジュールになるが、22歳の若者は体力と気力が満ちあふれている。「楽しくゴルフができています。昨日(19日)は1時間ほどトレーニングをしました」と笑顔で話す。泰果(たいが)の由来はタイガー・ウッズ。日本の若手NO1は日本ツアー制覇、そして、世界メジャー進出を目指す。(竹内 達朗)

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