山下美夢有 ジュニア時代思い出の会場で「また優勝することができてうれしい」


18番、優勝してギャラリーの声援に応える山下美夢有(カメラ・岩田 大補)

18番、優勝してギャラリーの声援に応える山下美夢有(カメラ・岩田 大補)

◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 第3日(20日、愛知・中京GC石野C、6573ヤード、パー71)

 昨季年間女王の山下美夢有(加賀電子)が6バーディー、ボギーなしの65で回り、通算18アンダーで優勝した。富士フイルム・スタジオアリス女子オープン以来、今季2勝目、通算8勝とした。前週のRKB×三井松島レディスでは、岩井ツインズと3人でのプレーオフの末、涙を流したが見事リベンジを果たした。

 アマチュア時代の19年に、同会場で開催された大会で世界の頂点に立った。優勝スピーチでは「トヨタジュニア(ゴルフワールドカップ)で優勝した会場で、プロとしてまた優勝することができてうれしい」と感慨深く語った。

 2位に7打差をつけての圧倒Vに、松村卓キャディーは「きょうはパーフェクト」と絶賛するほど完璧な内容だった。約4メートルにつけた18番のバーディーパットでは、カップの縁に当たるも外し苦笑い。「優勝するときはかっこよく決めて終われるように、頑張りたい」と9勝目への青写真を描いた。

 前週、山下とともにPOで破れた岩井明愛(あきえ、ホンダ)は通算11アンダーで2週連続2位。米国から一時帰国し、スポット参戦の西村優菜(スターツ)は6位だった。

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