金谷拓実「もっと強くなって、世界で戦えるように」 17番で魅せた メジャー初優勝


通算11アンダーで初日から首位を守る「完全優勝」を飾った金谷拓実(カメラ・頓所 美代子)

通算11アンダーで初日から首位を守る「完全優勝」を飾った金谷拓実(カメラ・頓所 美代子)

◆男子プロゴルフツアー メジャー初戦 BMWツアー選手権森ビル杯 最終日(4日、茨城・宍戸ヒルズCC西C=7430ヤード、パー71)

 最終ラウンド(R)を2打差の首位で出た金谷拓実(Yogibo)が2バーディー、2ボギーの71で回り通算11アンダーとし、第1Rから首位を守る完全Vでメジャー初優勝を飾った。ツアー今季初勝利、通算4勝目。

 難関17番のスーパーショットで、勝利を決定づけた。左ラフからの池越えの第2打を50センチに絡めてバーディー。後続を突き放した。「17番で積極的なプレーでバーディーが取れて良かった。1打リードしていたが、攻めるしかないと、開き直って打った。とにかくピンだけを狙って打った。今週のテーマは積極的にプレーすることだった。それがいい方向に行った」と会心の一打を振り返った。

 最終組で中島啓太と優勝を争い、メジャー初戦を盛り上げた。「中島啓太選手はアマチュアの頃から一緒に競い合ってきた仲なので、本当に今日のラウンドを楽しみにしていた」。2打差をつけて振り切ったホールアウト後は、抱き合い健闘をたたえ合った。

 2021年4月の東建ホームメイトカップ以来となる2年ぶりのツアー制覇は、第1Rからトップを守る完全優勝。この日は第3Rの残りと最終Rと計26ホールをプレーし、「ちょっと疲れました。とにかく気持ちだけでプレーできて良かった」と笑みを浮かべた。今回の優勝で、5年シードを獲得。「これからもっともっと強くなって、世界で戦えるようにがんばります」と高らかに宣言した。

最新のカテゴリー記事