パッティングツアーで初優勝の「ゴルフ天才少女」須藤弥勒に大量の菓子プレゼント


プロパッティングツアーで念願の初優勝を果たした須藤弥勒は大量のお菓子をプレゼントされ、大喜びした(提供写真)

プロパッティングツアーで念願の初優勝を果たした須藤弥勒は大量のお菓子をプレゼントされ、大喜びした(提供写真)

 プロパッティングツアー第13戦(11日、北海道・早来CC)で念願の初優勝を飾った「ゴルフ天才少女」須藤弥勒(ゴルフ5)のもとに祝福のプレゼントが殺到していることが14日、分かった。特に弥勒が大喜びしたプレゼントが、スポンサー契約を結ぶ菓子・食品製造販売業のUHA味覚糖から贈られた大量の菓子類。「私が5歳の時からずっとサポートをしていただいている大好きな会社です。日本一のキャンディーをいつも食べています。こんなにたくさんプレゼントしてもらって、うれしいです」と弥勒は同社製品に囲まれながら満面の笑顔で話した。

 パッティングツアーは、その名の通り、パットだけのグリーン上の勝負。約2メートル~約20メートルの距離で18ホールが設定され、パー36の予選ラウンドを行う。上位6人(首位と2打差以内)が予選ラウンドの成績を持ち越して3ホールの決勝ラウンドで最終順位を決める。弥勒はパットの技術を磨くために2年前から同ツアーに参戦。直近11戦で9回も決勝ラウンドに進出するなど善戦しながら、あと1打で優勝を逃すパターンが続いていたが、11日の今季第13戦で、ようやく待望の初勝利を手にして感激の涙を流した。

 昨年、アマ資格の規定が大幅に改定され、アマチュアゴルファーも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったため、弥勒は所属のゴルフ5をはじめ、12社・団体とスポンサー契約を結んだ。そのUHA味覚糖をはじめ、清涼飲料メーカーのサーフビバレッジ、ゴルフクラブメーカーのアクシスゴルフなどスポンサー企業から多くのお祝いが届いた。また、熱烈なファンからは弥勒の肖像画をプレゼントされたという。

 2011年8月6日生まれで現在、11歳の弥勒は、日本女子プロゴルフツアーの規定に変更がなければ、来年の8月に年齢の出場資格(満13歳以上)を得る。母のみゆきさんは「応援してくれる皆さまに心から感謝します。来年、女子ツアーに出られる予定なので、良い成績を出して、恩返しができるように家族全員で頑張ります」と話した。

 「ゴルフ天才少女」の真価が問われるまで、あと1年2か月。大きな注目を集めながら弥勒の破天荒な旅は続く。

 ◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。11歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17、18年に世界ジュニアゴルフで連覇し、頭角を現す。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。昨年8月に横峯良郎氏に弟子入りした。現在、ドライバーの飛距離は約230ヤード。昨年、アマチュア資格の規定が大幅に改定され、アマチュアゴルファーも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで所属契約のゴルフ5をはじめ、12社・団体とスポンサー契約した。家族は父、元フィギュアスケート選手の母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。

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