上田桃子が37歳初ラウンドで「大人のゴルフ」 3差7位発進


2番ティーショットを放つ上田桃子。初日4アンダー7位(カメラ・今西 淳)

2番ティーショットを放つ上田桃子。初日4アンダー7位(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー ニチレイレディス 第1日(16日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C=6621ヤード、パー72)

 15日に誕生日を迎え、この日が37歳初ラウンドとなった上田桃子(ZOZO)は4バーディー、ボギーなしの4アンダー68で回り、首位と3打差の7位でスタートした。感情の波を立てることなく、最後まで一打に集中。「大人のゴルフができました。100点です」と笑顔で振り返った。

 前半はチャンスを決めきれない展開が続いたが「我慢をしていれば入る」と自分に言い聞かせた。終盤に、その時はやってきた。17番パー3で5アイアンを握った第1打を3メートルに運び、18番パー5は82ヤードの第3打をウェッジで2メートルにつけた。連続バーディー締めで圏内に浮上した。34歳の菊地絵理香と、9月に30歳になる渡辺彩香と同組。「大人な組み合わせで回りやすかった。淡々とできた」と口にした。

 プロ19年目。いまだに「余裕」を自覚できたラウンドは一度たりともない。15日のプロアマ戦後に、「そろそろ余裕をもちたい。大人のゴルフがしたい」と37歳の目標を掲げたばかり。まずは有言実行の一日となった。「ホールアウト後にキャディーさんに言われました。『3日間持ってほしいわ』って」。上々の滑り出しから、通算18勝目となる今季初勝利に向かう。

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