馬場咲希、パット修正68で首位キープ 愛称「手羽先」ボールにも「2~3回しか食べたことない」


カメラに向かって笑顔を見せる日本女子(左から飯島早織、荒木優奈、馬場咲希=大会提供)

カメラに向かって笑顔を見せる日本女子(左から飯島早織、荒木優奈、馬場咲希=大会提供)

◆報知新聞社後援 2023トヨタジュニアゴルフワールドカップ第2日(21日、愛知・中京GC石野C)

 首位から出た日本女子は馬場咲希(18)=代々木高3年=と飯島早織(18)=ルネサンス高3年=がともに4アンダーの68で回り、2位に2打差の首位をキープした。20日は71でチームに貢献できなかった馬場が、パターを修正しスコアを伸ばした。日本男子は本大志(17)=目黒日大高3年=がチーム最高の67で回り、2位と3打差をつけ首位を守った。

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 馬場が持ち前の修正力を発揮した。前日の第1日に苦戦した3メートル前後のパットを次々と沈め、5バーディー、1ボギーの68。チームの首位キープに貢献した。1番ではティーショットが木に隠れてピンが見えづらい位置に落ちた後、第2打を狙い通り右2・5メートルにつけ、バーディー発進。6、8番でも約3メートル、18番でも4メートル弱を沈め、明るい表情で締めくくった。

 パッティングコーチからの助言でパットがパッと良くなった。アウトサイドイン(クラブが外側から入り、内に抜ける軌道)になっていると指摘されて修正。「もともと直して状態が良くなっていた。元に戻りつつあるのでそれを意識した」

 ニックネームは馬場咲希(ばばさき)をもじった「手羽先」で、ボールにも記した。開催地、愛知名物でもあるが「2~3回しか食べたことない(笑い)」。前夜はチームメートとうなぎを食べて英気を養った。2大会ぶり5度目の世界一へ、昨年の全米女子アマ選手権覇者は「1位をキープできるように、協力して頑張りたい」と、うなぎ登りの活躍を誓った。(富張 萌黄)

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