ジョシュア・ハヤシダ、ハワイ勢4人目Vへ首位タイ発進!日本の暑さにも負けず「優勝できることを望んでいる」


3アンダー首位タイにつけたハヤシダ(カメラ・越川 亘)

3アンダー首位タイにつけたハヤシダ(カメラ・越川 亘)

◆第62回報知アマゴルフ選手権 全日本クラブチャンピオンズ 第1日(28日、千葉・キングフィールズGC)

 3月の米ハワイ州アマゴルフ選手権で2位のジョシュア・ハヤシダ(19)=ハワイ大2年=が4バーディー、1ボギーの69で回り、3アンダーで首位タイ発進し、19年タイラー・オオタ以来のハワイ勢4人目の優勝へ好スタートを切った。前田高志(27)=朝霧ジャンボリーGC=も69で首位タイ。前年覇者の吉本隆弘(万寿GC)、田中健一朗(房総CC)、桂川博行(岡崎CC)が70で1打差3位。

 ジョシュア・ハヤシダは笑顔で振り返った。「2ホールでグリーンを外したが、アプローチでしのぐことができた」。1番で7メートル、2番で1メートルを決めてスタートからスコアを伸ばすと、終盤の17番パー5はドライバーの平均飛距離290~300ヤードのパワーを生かし、2オン2パットのバーディー。5年ぶり2度目という日本で、69をマークして首位タイ発進した。

 大会2日前に到着し、目覚めは午前2時。時差ぼけの影響も見せず「コンディションはいい」と日本独特の暑さも苦にしなかった。5歳で、父・グレンさん(64)にゴルフ場に連れられ、初めてクラブを握ると1球目で鋭い打球を飛ばし、驚かせたという。当初はテニスをやらせたかった父も「私がタイガー・ウッズの中継を見ていて、その通りに打ったみたいだ」と誇らしげだ。

 大学ではビジネスを専攻し、1日2~4時間の練習で腕を磨く。すし、刺し身など日本食が大好きで、今回の滞在ではラーメン、焼きそば、とんかつを堪能した。将来プロを目指す19歳はハワイ勢4人目の大会Vへ「チャンスだね。優勝できることを望んでいるよ」と意気込んだ。(岩原 正幸)

 ◆女性唯一参加・田中のどか75位

 〇…女性で唯一の参加となった田中のどか(25)=大宮国際CC=は78で、75位スタート。「届かないホールが2つくらいあって、しんどかった。挑戦者の気持ちで来ました」と振り返った。自己ベストは67。日大ゴルフ部出身で、卒業後は会社勤めをして、現在は小金井市でキャディーのアルバイトをしている。第2日へ「頑張ってグリーンを捉えたい」と見据えた。

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