藤本麻子、3位浮上で最長11年231日ぶりブランクV見えた 「今週優勝しますよ」キャディーも予言


1番、ティーショットを放つ藤本麻子(カメラ・竜田 卓)

1番、ティーショットを放つ藤本麻子(カメラ・竜田 卓)

◆女子プロゴルフツアー 資生堂レディス 第2日(30日、神奈川・戸塚CC=6605ヤード、パー72)

 15位から出たツアー1勝の藤本麻子(33)=フリー=が4バーディー、ボギーなしの68で回り、通算5アンダーで3位に浮上した。2011年以来、ツアー最長(1988年のツアー制施行後)となる11年231日ぶりのブランク優勝へと前進した。通算1勝の永井花奈(26)=フリー=が通算7アンダーで単独首位に立った。岩井千怜(ちさと、20)=ホンダ=は62位で予選落ち。

 

 プロ15年目の藤本が強風に屈せず、ノーボギーのプレーを見せた。前半は2・5メートル以内のバーディーパットを3つ沈め、一気にスコアを伸ばした。この日の最大瞬間風速は15・6メートル。スコアを落とす選手も多かったが「楽にゴルフができた」とベテランの引き出しで順位を上げた。

 キャディーとの出会いでパットの状態が向上した。今大会は会場のハウスキャディーに依頼。29日に初めて会い、一言目に「今週優勝しますよ」と“お告げ”をもらった。担当の竹内直子さん(52)は藤本のファンで担当に立候補したという。藤本も「自分が思っているラインと同じことを言ってくれる」と信頼を置き、助言に耳を傾けている。

 優勝すればツアー最長ブランクとなる11年231日ぶり。「最近はない感じで新鮮。グリーン上でどんなアドバイスが来るか楽しみ」。相性抜群のキャディーと2打差の首位を追いかける。(富張 萌黄)

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