中島啓太「僕のパターのタッチの出し方、どう思いますか?」 谷原秀人との4日間に収穫あり


第4ラウンド 3番、ティーショットを放つ中島啓太(カメラ・安藤 篤志)

第4ラウンド 3番、ティーショットを放つ中島啓太(カメラ・安藤 篤志)

◆男子プロゴルフツアー  長嶋茂雄招待セガサミーカップ 最終日(2日、北海道・ザ・ノースカントリーGC=7178ヤード、パー72)

 前週まで5週連続3位以内の中島啓太(フリー)は6バーディー、1ボギーの67で回り、通算13アンダー18位だった。

 2番で2メートル半、3番で2メートル弱のバーディーチャンスを決めきれず、最終日もグリーン上で苦戦した。13番から3連続バーディーを奪い、6週連続トップ10へ追い上げたが、3打届かなかった。「トップ10を意識しながらプレーした。それはかなわなかったけど、バーディーを取れたので良かった」と、低音ボイスを響かせた。

 パットの名手の谷原秀人と4日間同組で回り、「すごく勉強になった」。ホールアウト後に谷原の元に向かい、質問をぶつけた。

 中島「僕のパターのタッチの出し方、どう思いますか?」

 谷原「今週、合っていないんでしょ」

 中島「はい。合っていないです」

 谷原「合わない週は合わないから」

 切り替えることと、ストロークとボールのスピードが合うようにイメージをふくらませていくことの大切さに行き着いた。

 「僕の勝手な考えだけど、谷原さんはパッティングでショートすることを悪いと思われていないと思う。カップの周りにボールを集めるというか、100ヤードのショットと同じような感覚で(パターを)振っているのかな。カップの周りにボールを集めていけるような練習をしたい」。6連戦の最後に、多くの学びがあった。

 海外メジャーの全英オープン(20~23日、ロイヤルリバプールGC)前最後の実戦が終わった。「今週は洋芝で順目、逆目でかなりアイアンの入れ方も変わってしまったので、一回リセットしたい。しっかり基本的な練習に戻して、体も整えたい」。アマチュアで出場した昨年は予選落ちを喫した大会に、プロとして乗り込む。

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