初メジャー制覇へ、畑岡奈紗がムービングデーの主役に66の猛チャージで暫定首位に並ぶ 全米女子オープン第3R


◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー第3戦 全米女子オープン 第3日(8日、ペブルビーチGL=6509ヤード、パー72)

 【モントレー(米カリフォルニア州)=岩原正幸】快晴で強い海風の中、第3ラウンドが行われている。6打差の5位から出た畑岡奈紗(アビームコンサルティング)が、ムービングサタデーの主役を演じた。ショット、パットがかみ合い6バーディー、ボギーなしの66をマーク。通算7アンダーで、アリセン・コーパズ(米国)とともに暫定首位に並んだ。

 この日は太平洋から吹く潮を含んだ重い海風に、他の選手が苦しむ中で安定感抜群のゴルフを披露した。1番で、2メートルのバーディーパットを沈めて幸先良くバーディー発進。6番は、左バンカーの縁からアイアンを短く持っての第2打をピン下60センチにつけて伸ばした。前半2つ伸ばして折り返すと、10番で左奥から7メートルを読み切ってバーディー。13番も5メートルをねじ込んで1打差2位に浮上。16番はグリーン奥からチップインバーディーを奪うと、歓声の中で右拳を揺らしてガッツポーズ。17番も3・5メートルを沈めて遂に首位に並んだ。

 キム・ヒョージュ(韓国)が4アンダーの同3位。べイリー・ターディー(米国)らが3アンダーの同4位で続く。米ツアー1勝の古江彩佳(富士通)は1バーディー、2ボギーの73で1オーバーの同9位となっている。初出場の木下彩(長府製作所)は4バーディー、3ボギーの71で回り、4オーバーの同19位となっている。

 21年大会覇者の笹生優花(フリー)は75で6オーバーの同38位。西郷真央(島津製作所)は76でホールアウトし、7オーバーの同45位。初メジャーの岩井千怜(ホンダ)は、74で8オーバーの同50位となっている。

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