中島啓太はメジャー初イーグル 大歓声が「気持ち良かった」


◆男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 第151回全英オープン 第1日(20日、英国・ロイヤルリバプールGC=7383ヤード、パー71)

 【ホイレーク(英国)20日=高木恵】プロとして初のメジャー大会に臨んだ中島啓太(フリー)は1イーグル、2バーディー、5ボギーの1オーバー72で48位でスタートした。「リンクスコースはラッキーが来たり、アンラッキーが来たりする。そこでしっかり冷静に対応できるように、とにかく頭を落ち着かせながら、ゴルフをした。顔色も変えずに粘り強くできたと思う」と振り返った。

 この日のティーオフは午後2時26分。冷たい風が吹き始めた同6時40分過ぎ、中島がギャラリーを沸かせた。15番パー5。246ヤードの第2打を4アイアンでピン上15メートルに運んだ。スライスフックのラインを読み切り、イーグル。「気持ち良かった」という大歓声に包まれながら、右手でガッツポーズを作った。

 16番は第1打を右バンカーに入れてボギーとしたが、17番パー3で再び魅せた。9アイアンでピン左下1・5メートルに止めてバーディー。18番パー5は2度バンカーに入れながら、ボギーでしのいだ。終盤の6ホールでバンカーに4度つかまりながら、「動揺せずに、しっかりいい判断ができた」。無理をせずに傷口を最小限にとどめた。

 今季日本ツアー1勝で、5~6月に5週連続で最終日最終組で回るなど勢いがある。賞金ランキングトップとして英国に乗り込んだ。2日目は午前9時25分(日本時間午後5時25分)のスタート。「明日は少し風が穏やかだと思うので、今日よりいいスコアを目指して頑張りたい」。4度目のメジャー挑戦で、初の決勝ラウンド進出が見えてきた。

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