◆男子プロゴルフツアー 横浜ミナトチャンピオンシップ 第2日(4日、横浜CC=7231ヤード、パー71)
ツアー初優勝を狙う飛ばし屋・清水大成(ロピア)が80位から出て10バーディー、ボギーなしで自己最少を1打更新する61で回った。通算8アンダーで、ホールアウト時点で首位と2打差の2位に浮上した。
最高気温35度の猛暑日の第2ラウンドで、24歳が猛チャージを演じた。2番でティーショットを右隣のホールに打ち込んだが、残り105ヤードからウェッジで木の下を通すフェードボールの2打目で2・5メートルにつけてバーディー。「先にバーディーを取れたのが良かった」と勢いに乗ると、前半で5バーディーを奪った。後半も10、17番でショットをともに30~50センチにつけるなど5つ伸ばし、自己最少スコア61をたたき出した。
「調子は悪くない状態が続いていたが、序盤伸ばしても4アンダーとかで終わってしまうことも多かった。久しぶりにビッグスコアを出せた」と声を弾ませた。
前日(第1R)は終盤の8番で左のブッシュに入れ「トリプル(ボギー)打ってしまって」73とモヤモヤがたまっていた。だが、「ご飯食べて寝たら切り替えられる」と練習をせずにコースを引き上げ、前夜は横浜の中華料理店でマーボーなすとギョーザを食べて夜9時に就寝。「今日は絶対にスコアを出してやろう」。熱中症が心配される暑さにも万全で臨み、一日で12打も縮めてみせた。
ラウンド中は体を冷やす氷のうや日傘を常に使い、「2~3ホールに(ペットボトル)1本は飲んでいた」と水分補給を意識した。
今季はトップ10入りが1回で、賞金ランクは46位。昨季の平均飛距離302・72ヤードはツアー2位とパワーが持ち味だ。「攻めるとチャンスにつけられる確率が上がりやすいコース」と分析し、「良いゴルフをすれば、結果はついてくる。(今晩も中華に)行くかもしれないですね」と笑顔で話した。