◆女子プロゴルフツアー 北海道meijiカップ 最終日(6日、札幌国際CC島松C=6593ヤード、パー72)
首位と1打差の2位から出た川崎春花(村田製作所)は3バーディー、2ボギーの71で回り、通算10アンダーで3位となった。5月以降は不振にあえいでいたが、スイング改造に取り組んだ成果が現れ、4か月ぶりのトップ10入りとなった。12番パー5では第1打がフェアウェー上の木に当たり、そのまま左の林に転がり落ちた。ボールを見に行ったがOBと言われ打ち直しに。「大ショック」と落ち込むもすぐさま切り替え「ボギーで上がるしか考えていなかった」という。第5打をピン下1メートルにつけ“ナイスボギー”とした。
トップ10入りは3月末のアクサレディス宮崎(3位)以来、今季2度目。今季初優勝には届かなかったが、4か月ぶりの好成績に「最近から考えると、満足感はある。自信になった」と笑みがあふれた。
次週はメジャー最終戦、AIG全英女子オープン(8月10~13日)に出場。試合を終えるとすぐさま空港へと向かった。「予選通過はして、行くからには上位を目指したい」と目標を掲げた。だが、ともに出場する、同じ2003年度生まれの桜井心那(ここな、ニトリ)が優勝を宣言したことを聞くと「じゃあ一緒に優勝」と“上方修正”。初の海外メジャーとなった全米女子オープンは自分でも「びっくり」という予選通過を果たした。復調気配の漂う川崎が英国でも、ショット力を武器に上位を狙う。