◆米女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 AIG全英女子オープン 第1日(10日、英ウォルトンヒースGC=6881ヤード、パー72)
2年連続4度目出場の勝みなみ(明治安田生命)は1イーグル、2バーディー、2ボギーの70で2アンダー発進。畑岡奈紗らと並び首位と2打差の7位と好スタートを切った。
前半は3、4番で連続ボギー。6番でバーディーを奪い、1オーバーで折り返した。終盤の16番パー5。ティーショットをフェアウェーに運ぶと、第2打のアイアンショットをピン上3メートルにピタリ。落ち着いて沈め、イーグルで勢いに乗ると、17番パー3では5メートルのバーディー。70で回り、19年(35位)以来の予選通過へ上位につけた。
ラウンド後、中継局WOWOWのインタビューで「耐えるゴルフが長く続いて、最後の3ホールでイーグルとバーディーがきてくれて、アンダーにもっていけた。つらいゴルフから一気に楽しいゴルフに変わった」と笑顔で振り返った。
風の強い後半スタート組で「ドライバーが使えないところがあった」というが「キャディーさんと話し合いながらクラブを選択していた」。前半はパーオンに苦しんだが「しっかりアプローチを寄せて、パーでしのぐことも多かったのでマネジメント的には良かった」とうなずいた。
終盤3ホールで伸ばした点については「16番のセカンドショットは、ちょっと(クラブが)厚めに入ったかなというミスショットではあったけど、その分転がってくれてピンに寄ってくれた」と分析。「17番も薄い当たりだったが、上りのいいラインについて、運が良かった」と語った。
第2日へ向け「全体的に右を向くことが多かった」とし、アライメントの修正を見据えた。「今日は上がり3ホールで、しっかりイーグル、バーディーを取れた。明日は前半からたくさんバーディーを取って、上位に食い込めるように頑張りたい」と意気込んだ。