21歳アマ・六車日那乃66で2差3位発進 上田桃子の金言を胸に「邪念をなくして集中できた」


4番、ティーショットを放つアマチュアの六車日那乃(カメラ・安藤 篤志)

4番、ティーショットを放つアマチュアの六車日那乃(カメラ・安藤 篤志)

◆女子プロゴルフツアー NEC軽井沢72 第1日(11日、長野・軽井沢72G北C=6702ヤード、パー72)

 アマチュアの六車(むぐるま)日那乃(21)=日本ウェルネススポーツ大3年=が1イーグル、4バーディーの66で回り、首位と2打差の3位につけた。ともに辻村明志(はるゆき)コーチ(47)に師事する上田桃子(37)からの金言で邪念を払い、史上8人目のアマVへ好発進を決めた。小祝さくら(25)=ニトリ=が64で単独首位発進を決めた。

 六車がショットインイーグルで真夏の軽井沢を盛り上げた。前半で4つ伸ばすも後半は耐える展開が続いた。16番パー5、ピンまで80ヤードの第3打。58度のウェッジで放った一打はピン手前2メートルに落ち、バウンドしてカップに吸い込まれた。「いいショットもたくさん打てて、やりやすいゴルフで本当によかった」と笑顔で振り返った。

 “姉弟子”の金言で集中力を高めた。今年2月、辻村氏の下で合宿を実施。上田から「自分がどうしたいかだよ。もっと自信を持った方がいい」とアドバイスを受けた。その言葉を胸に刻み「邪念をなくして集中できた」と精神面での成長を実感している。

 これまでプロテストは3度受験も悔しい結果に。史上8人目のアマVとなればプロ転向も可能に。欲は「3%くらい。あ、でも40%(笑い)」とやや控えめ。「まだ1日目なので」と気を引き締める21歳が、残り2日間もビッグスコアを狙う。(富張 萌黄)

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