諸見里しのぶさん、岩井明愛はメジャーを自然体で楽しみ「新しい引き出しが増えた」


岩井明愛

岩井明愛

◆米女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 AIG全英女子オープン 最終日(13日、英ウォルトンヒースGC=6881ヤード、パー72)

 大会初出場の双子の姉・岩井明愛(あきえ、21)=ホンダ=は4バーディー、3ボギーの71で回り、通算2アンダーで74の畑岡奈紗(24)=アビームコンサルティング=と並び、日本勢最高の11位で終えた。67で回ったリリア・ブ(米国)が14アンダーで、4月のシェブロン選手権に続くメジャー2勝目。

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 初出場の岩井明愛選手は、決勝R2日間で計10バーディーを取り、風が吹くタフなコースでスコアを伸ばしました。球の高低を打ち分ける技術が高く、距離感などの対応がうまくいっていたように思います。このメジャー大会を自然体で楽しんでいる姿が印象的でした。

 17番(ボギー)のグリーン左からの難しい寄せの場面は、積極的にチャレンジしてミスにはなりましたが、新しい引き出しが増えたのではないかと思います。日本に戻った時に、新しい技術をどうプラスして臨むのか、後半戦が楽しみです。

 畑岡選手の試合後の表情から、メジャー最終戦に懸けていたという悔しい気持ちが伝わってきました。昨年から取り組むスイング変更など手応えをつかみ始めている中、今年は最終日最終組を2度経験し、メジャー優勝に着実に近づいています。来年に向けて信じて勝つまでやり抜いてほしいです。(女子プロゴルファー・諸見里しのぶ)

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