蛭田みな美、“開運招き猫パワー”で首位浮上 中断中は猫の動画に癒やし 再開後は4ホールで3バーディー


5番グリーンでラインを読む蛭田みな美。通算10アンダーで首位に並んだ(カメラ・今西 淳)

5番グリーンでラインを読む蛭田みな美。通算10アンダーで首位に並んだ(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー CATレディース 第2日(19日、神奈川・大箱根CC=6638ヤード、パー72)

 プロ8年目の蛭田みな美(26)=ユアサ商事=が3位から出て、6バーディー、2ボギーの68で回り、通算10アンダーで首位に浮上した。競技は雷雲接近のため45分間の中断があったが、再開後の4ホールで3バーディー。中断中は猫の動画に癒やされたと明かし“開運招き猫パワー”でCATレディースでのツアー初Vを狙う。単独首位スタートで71の西郷真央(21)=島津製作所=も首位タイ。

 ほんわかした雰囲気で女子ゴルフ界の癒やし系としてひそかに注目される蛭田が、猫の動画でリラックスし、終盤に急上昇した。14番終了後に雷の影響で45分間の中断。その間、姉から送られたという新たな飼い猫候補の動画をスマホで見ながら過ごしたという。

 「これから(福島の実家で)飼おうとしていて(フワフワで長毛が特徴の)ラガマフィンという種類なんです。それで癒やされたかも」と笑った。再開後は15番でバーディー、16番もチップインバーディーで3つ伸ばし、首位浮上。ツアー初Vに王手をかけ「神の中断でした」とおどけた。

 この日は5番でボギーが先行し「怒ってました」と後半に“恵みの中断”となったことも事実。メルセデスランク37位の今季は、トレーニングの成果で飛距離も240ヤード以上に伸びた。重機メーカーの日本キャタピラーが主催する「CAT(キャット)」レディースで猫好きのプロ8年目が周囲を“キャッ”と驚かせるプレーで優勝をつかみ取る。(岩原 正幸)

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