渋野日向子「いっぱいいっぱい」もノーボギー67で浮上 最終日へ「できるだけ上位で」


◆米女子プロゴルフツアー ポートランド・クラシック 第3日(2日、オレゴン州コロンビアエッジウォーターCC=6478ヤード、パー72)

 44位で出た渋野日向子(サントリー)は5バーディー、ボギーなしの67をマークし、通算10アンダー23位に順位を上げた。

 ラウンド後に中継局WOWOWのインタビューに応じ「ラウンド中はいっぱいいっぱいだったのでノーボギーで回れた感じじゃないけど、結果的に5つ伸ばせたことは良かった」と笑顔で振り返った。

 7番パー5で第2打をグリーン近くまで運び、第3打を1メートルに寄せてスコアを伸ばすと、8番パー3はティーショットをピン手前3メートルにつけて連続バーディー。前日の第2ラウンドはグリーン上で苦戦したが、9番で2メートル近いパットを沈めるなど、しぶとくパーを拾った。

 11番で9メートルほどのバーディーパットをジャストタッチで決めると、12番ではグリーン奥のラフからチップインバーディーを奪いギャラリーを沸かせた。「ラッキーも多かった。チップインで入ってれたり、長いのが入ってくれたり。取るべき7番ホールで取れたのも大きかった」という一日。14番では3メートルを決めきり、この日5つ目のバーディーを重ねた。

 「昨日パッティングでミスをしてしまってすごく悔しかったので、かなり慎重にやった。タッチを合わせるのに必死だった。入れにいきたい、伸ばさないといけないのは分かっていたが、それができなくて。なんとかパーでしのいでというホールが続いたが、ボギーを打たなかったことは良かった」と及第点を与えた。「できるだけ上位で終わるには明日も伸ばし続けなければならない。しっかりメリハリをつけてできたらいいなと思う」と最終日を見据えた。

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