◆男子プロゴルフツアー ACN選手権 第1日(5日、兵庫・三甲GCジャパンC=7295ヤード、パー72)
レフティーの細野勇策(ロピア)が7バーディー、1ボギーの66で回り、自己最高に並ぶ3位発進となった。日本人では1991年ダイドードリンコ静岡オープンの羽川豊以来、32年ぶりとなる左打ちゴルファーの優勝へと近づいた。
前半に4番でチップイン、8番で15メートルを沈めるなどスコアを5つ伸ばした。後半のインコースに入ると、強風の影響を受けてバーディーは17番(パー3)の1つだけ。「インの方が難易度もあがると思いますし、ピンを狙える感じではなかったところが、スコアが伸びなかった要因」と振り返った。それでも初優勝へ上々のスタートを切り「すごいいいパーパットも入って良かった。長いバーディーパットも入ってくれたし、厳しいパーパットも入り、パットに助けられた」と納得の表情を見せた。
ツアーを1年間通して戦うのは今季が初。毎日の練習が楽しいという。夏場には疲労も出たことで「体力的な問題にもなるので、休みも考えないといけない」と学んだ。オフには体作りのため、米を1日8合食べる“食トレ”を行い8キロ増量。8月末のSansan・KBCオーガスタの頃には3キロほど落ちたが、帯同する母が作るおにぎりを試合中に食べるなどして、落ちた分を取り戻した。
今季はここまで15試合に出場し、最高はゴルフパートナー・プロアマの4位。「優勝できれば一番いい。初日良かったのも久しぶりなので、このままいければ」と快挙へ気を引き締めた。