イ・ボミ 日本ツアー最終戦に向けて会見「最近はすごく心がしんどい」「みなさんと笑顔で終われるように」


16番に咲く秋桜の前で、手を振るイ・ボミ(カメラ・馬場 秀則)

16番に咲く秋桜の前で、手を振るイ・ボミ(カメラ・馬場 秀則)

 今季限りで日本女子ゴルフツアーから引退する元賞金女王のイ・ボミ(韓国)が17日、自身の最終戦のNOBUTA GROUPマスターズGCレディース(19日開幕、兵庫)を前に会見に臨み、「まだ今週で終わることはそんなに感じていないんですけど、1日ずっと練習していて、長いなって思います。ここまで愛されると思っていなかったし、たくさんの方々が応援してくれたので、すごく成長できたと思います。選手としても人間としても成長できるように温かい応援を頂いて、うれしかったし、幸せでした」と心境を明かした。

 通算21勝のボミは15年に7勝、16年に5勝を挙げて2年連続で賞金女王に輝き、「スマイル・キャンディー」の愛称で多くのファンに親しまれた。今シーズン開幕前に、日本ツアーからの引退を発表。今季はここまで7試合に出場しているが、全て予選落ちに終わっていることもあり「選手は成績が良くないと恩返しができていないという気持ちが強いので、最近はすごく心がしんどいんですけど、今週は最後なので、4日間ずっといいプレーができるように、そのプレーを見せたい気持ちは強い。決勝、日曜日まで残って、皆さんと笑顔で終わることができるようにと、頭では想像しています」と言葉に力を込める。

 また、賞金女王時を含め約6年間専属キャディーだった清水重憲キャディーと再び黄金タッグを組む。「成長した理由は、清水さんのことが大きいので、日本で最後の試合は憲さんといい思いで終わりたいなとずっと思っていたから今週、お願いをしました」とボミ。日本ラストの大会ホステスプロとしての一戦へ、笑顔で4日間を走り抜ける。

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