◆女子ゴルフ 最終プロテスト 第1日(31日、岡山・瀬戸内海GC)
昨年の全米女子アマ選手権を制した馬場咲希(18)=代々木高3年=が8バーディー、5ボギーの69で回り、合格圏内の11位につけた。グリーン上で苦戦するも、自慢の飛距離を武器にパー5では全てバーディー。上々のスタートを切った。65をマークした高野愛姫(あいひ、19)=日大1年=と清本美波(18)=誉高3年=が首位。
出入りの激しい内容となったプロテスト初日、馬場が踏ん張った。8つのバーディーを奪うも、ボギーが5つと不安定なプレーを「パターで悩んだ。ボギーはほとんど3パット」と振り返った。それでも4ホールあるパー5では、飛距離を武器に全てでスコアを伸ばした。「落とした分、バーディーが取れたので良かった」と明るい表情も見せた。
最終18番パー5。255ヤードの第2打を、3ウッドで2オンに成功。手前17メートルにつけ、2パットでバーディー締め。「風が吹いていないときのマネジメントがしっかりできた。パッティング次第だった」とショット状態には納得している。
2週前には米ツアーの2次予選会に参加。この日は「ドキドキしている。(米国とは)ちょっと違う感じ」と緊張感を持って臨んだ。最終プロテストは4日間プレーし、上位20位タイまでが合格する。取材後にはパット練習を重点的に行い、残り3日間へ備えた。
(富張 萌黄)