◆女子ゴルフ 最終プロテスト 第3日(2日、岡山・JFE瀬戸内海GC=6419ヤード、パー72、参加101人)
14位から出た馬場咲希(18)=代々木高3年=が8バーディー、2ボギーの66で回り、通算10アンダーの2位に浮上した。出だしの3連続バーディーで勢いに乗り、この日のベストスコアをマーク。昨年の全米女子アマチュアゴルフ選手権で優勝した実力者が、トップ合格へと前進した。清本美波(18)=誉高3年=が11アンダーで単独首位。
馬場が序盤で勢いに乗った。1番で残り84ヤードの第2打を1メートルにつけ、バーディー発進。2番パー5も第3打をピン横にピタリとつけ、3番も取って最高の立ち上がり。「風が強かったので、アンダーで回れて良かった。1つでも伸ばそうと意識した」と安定したプレーに笑みを浮かべた。
初日はグリーン上、2日目はアプローチに苦しんだが修正した。前日のホールアウト後の練習で自身の悪い部分を分析。その内容は「内緒」と明かさなかったが、「今日試してみたら良かった」と実践し、この日全体最少の66をマークした。
合格圏内の20位タイに6打差の“貯金”を持って最終日を迎えるが、精神的には「楽じゃない」。首位とは1打差。来季出場権を懸けた1次予選会が免除となるトップ合格も射程に入るが「やると決めたことをやりきって、良い結果で終われたらいいな」と気を緩めず、練習場での調整へと向かった。(富張 萌黄)