岩井明愛が65で1差2位発進 3週連続首位は逃すも「6アンダーを目標にしていたので良かった」


18番、第2打を放ち笑顔を見せる岩井明愛(カメラ・安藤 篤志)

18番、第2打を放ち笑顔を見せる岩井明愛(カメラ・安藤 篤志)

◆女子プロゴルフツアー 伊藤園レディス 第1日(10日、千葉・グレートアイランドC=6741ヤード、パー72)

 年間女王を争うメルセデス・ランクで3位につける今季3勝の岩井明愛(あきえ、21)=ホンダ=が7バーディー、ボギーなしの65で7アンダーの1打差2位と好発進した。前週まで2週連続で首位発進も17位、8位と失速しているが、今季最多タイの4勝目とトップ浮上を射程に捉え、21歳144日(最終戦決着の場合)での年少2番目となる女王へ突き進む。通算1勝の三ケ島かな(27)=ランテック=が64で首位。

 雨の中でも岩井明は集中を切らさなかった。1番で4メートル、2番で6メートルの連続バーディーとパットが好調。12番は8メートルを沈めた。フェアウェーを外したのは1回、グリーンも2回だけとショットも健在。今季9度目の首位発進は逃したが、1差2位の好スタートに「6アンダー(66)を目標にしていたので良かった」とハキハキと答えた。

 首位で滑り出した過去2週は17位、8位と勢いを持続できていない。だが「最終日の前までいいプレーができていたら、最終組の近くになるので(そこで)チャンスをつかめたら」と気にしていない様子。今週も「1ホール1ホールに集中」と平常心を貫く。

 女王争いは首位・山下美夢有(みゆう、22)と159・76ポイント差で、優勝200ポイントの今大会で「岩井がV、山下が11位以下」で逆転する。9月には史上4人目の2週連続完全Vを果たすなど勢いに乗ったら怖いものなし。「(ランキングは)意識せずに残り3試合の中で優勝できるように」と力を込めた。(岩原 正幸)

最新のカテゴリー記事