◆男子プロゴルフツアー カシオワールドオープン プロアマ戦(22日、高知・Kochi黒潮CC=7335ヤード、パー72)
賞金ランクトップの中島啓太(フリー)が開幕前日の22日、プロアマ戦で調整。「いろんな条件があると思うけど、優勝して決めることが一番いいと思うので、優勝を目指してプレーしたい」。今大会での賞金王決定をターゲットに掲げた。
前週のダンロップフェニックスは2位に食い込んだ。「先週も最終日にいいプレーができているし、終わり方も良かったので、自分に自信を持ちながら今週もプレーできるんじゃないかなと思う」。2位の金谷拓実(Yogibo)に約4033万円差をつけ、石川遼(18歳)、松山英樹(21歳)に次ぐ年少3位となる23歳でのキング戴冠(たいかん)に王手をかけた。
ジュニア時代から背中を追ってきた金谷と、今季序盤から賞金王レースを引っ張ってきた。金谷の強さ、うまさを一番知っているのは中島だ。「最後まで怖い選手だと分かっているし、差があっても、もしかしたら2連勝するかもしれない。何をするか分からない選手なので、勝つことを考えたい」と警戒した。
今季残すは、最終戦の日本シリーズJTカップ(東京よみうりCC、報知新聞社主催)を含めた2試合のみ。「出し切るだけ出し切って終わりたい」と力を込めた。現在の獲得賞金は1億6288万6179円。優勝賞金4000万円を加算し、ツアー史上5人目の2億円突破を決める。(高木 恵)
▽男子ツアーで賞金2億円を突破した選手
・94年 尾崎将司(47) 2億1546万8000円
・96年 尾崎将司(49) 2億964万6746円
・01年 伊澤利光(33) 2億1793万4583円
・13年 松山英樹(21) 2億107万6781円
・16年 池田勇太(30) 2億790万1567円