山下美夢有、弟が語る強さ「常にゴルフ、練習量すごすぎ。ショートゲームの距離感。曲がらないところ」


山下勝将

山下勝将

◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 JLPGAツアー選手権リコー杯 最終日(26日、宮崎・宮崎CC=6497ヤード、パー72)

 山下美夢有(みゆう、22)=加賀電子=が2打差首位から4バーディー、2ボギーの70で回り、通算10アンダーで逃げ切って2位に3打差の完勝。大会4人目の連覇で1988年のツアー制施行後、6人目&最年少での2年連続女王を手にし、「山下時代」の到来を印象づけた。ともに史上初の2年連続賞金2億円突破&平均ストローク60台で、ド派手に締めくくった。来季は、海外メジャーでの活躍と出場圏内にいるパリ五輪出場を目標に掲げた。

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 山下の弟で関西アマ選手権で連覇を果たした勝将(まさゆき、20)=近大3年=が、2年連続年間女王に輝いた姉の長所を語った。「強さはやっぱりショートゲームの距離感。あと曲がらないところ」と即答。だが、ショートゲームは昔から得意だったわけではないという。「練習量がすごすぎて、だんだんうまくなっている」と明かした。

 幼少期から姉弟で高め合い、腕を磨いた。「学校から帰って夜ご飯食べて、練習場が閉まるまでずっと練習していた。今でもオフシーズンに入ったら朝から晩まで練習している」。間近で見ていた姉の継続する力には度々驚かされたという。

 プライベートもゴルフの話でもちきりだ。「常にゴルフのことを考えている。どこか遊びに行っても父とスイングの話をしている」と、どこにいても向上心は衰えないという。アジア太平洋アマチュア選手権を日本勢最上位の11位で帰国すると、冗談交じりに「全然アカンかったな」と言われたという。切磋琢磨(せっさたくま)してきた弟だからこそ、姉の偉大さは身にしみている。(富張 萌黄)

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