前週賞金王決定の中島啓太「自覚と責任を持って勝ちにいきたい」 14日からの米ツアー最終予選会にも弾みへ


練習ラウンドでティーショットを放つ中島啓太(カメラ・今西 淳)

練習ラウンドでティーショットを放つ中島啓太(カメラ・今西 淳)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 指定練習日(28日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 前週のカシオワールドオープンで4位となり、1973年のツアー制施行後、3番目の年少賞金王となった23歳・中島啓太(フリー)が9ホールの練習ラウンド後、取材に対応し「今週、いいプレーをしないといけないと思うので、自覚と責任を持って勝ちにいきたい」と賞金王としての自負を語った。

 日本シリーズはアマ最高位を更新した21年(15位)以来、2年ぶりの出場。「プロゴルファーとして今週プレーできるのは光栄。また賞金王としてこの会場に来られたので、自覚を持って勝ちにいきたい」と表情を引き締めた。昨年大会はギャラリーとして訪れ、10番グリーンで選手たちのプレーを見ていたと振り返った。「9番をいくつであがって10番にきているなとか、どういう流れでプレーしているのか気にしながら見ていた」と、とくに傾斜の強いグリーンでプレーをシミュレーションしながら見ていたという。

 この試合で優勝すれば、16年賞金王の池田勇太以来となるツアー5人目の年間獲得賞金2億円突破となる。記録に関しては「知っている」とし、「金額どうこうというよりは、賞金王として最終戦を勝つことに魅力を感じる。最後まで強い選手で終われるように優勝したい」と力を込めた。

 14日からは米ツアーの最終予選会(米フロリダ州)が控える。「残り2試合あるので、今週も優勝して米国に行きたい」。賞金王として今季4勝目を手にし、世界へ羽ばたく。

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