45歳谷原秀人はメジャー2人目の3連覇へ9位発進「生きがいい若手がいますけど、何とか追いつけるように」


8番、ティーショットを放つ谷原秀人(カメラ ・岡野 将大)

8番、ティーショットを放つ谷原秀人(カメラ ・岡野 将大)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 第1日(28日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 国内メジャー2人目となる3連覇の偉業に挑む谷原秀人(国際スポーツ振興協会)は6バーディー、4ボギーの68で回り、2アンダーで首位と5打差の9位で滑り出した。「初日でまずズッコケなかったのは、ギリギリ耐えたかなという感じです」とうなずいた。

 スタートホールからバーディーで観客を沸かせると、前半に2つ伸ばした。後半は10番で約2メートルのバーディーパットがカップの左を通過。がっくりと肩を落とし、11番、12番で連続ボギーをたたき後退。それでも辛抱強く屈指の高速グリーンと向き合い、迎えた17番パー5。2オンにはならなかったが、グリーン手前からの3打目のアプローチを寄せ、奥から約3メートルのバーディーパットを決めて、歓声を浴びた。

 気温は14度近くまで上がった時間帯もあり、最終戦としては珍しく半袖でプレー。「風がないと暖かいね」と、45歳は元気よく話した。

 首位には23歳で初の賞金王を戴冠(たいかん)した中島啓太(フリー)が7アンダーで立ち、1打差2位には25歳の金谷拓実(Yogibo)がつけている。参加30選手では最多の15度目出場のベテラン・谷原は「生きがいい若手がいますけど、何とか追いつけるように頑張りたい」と腕をまくった。

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