中島啓太 史上9人目の完全Vへトップで折り返し「自分との闘いに勝って、試合にも勝てれば」


9番、ティーショットを放つ中島啓太(カメラ ・岡野 将大)

9番、ティーショットを放つ中島啓太(カメラ ・岡野 将大)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 第2日(1日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 前週、賞金王を決めた中島啓太(フリー)が5バーディー、1ボギーの66で回り、通算11アンダーで単独首位を守った。2位とは2打差。出だしの1番でティーショットを大きく左の崖下に曲げるピンチを迎えたが、見事なリカバリーでパーをセーブ。2番で5メートルのバーディーを沈めてからパットが好調で前半に4つ伸ばした。

 後半は10番で今大会初のボギー。その後はチャンスを生かせない展開も、14番で奥からのアプローチでパーをセーブ。17番パー5は2オンに成功し、惜しくも5メートルのイーグルパットは右に抜けたが、堅実なプレーを見せた。

 「前半はすごく良いリズムでバーディーを4つ取れた。10番のセカンドが今日唯一のミス。14番のピンチもパーセーブできたので、まずまずの後半だった」とうなずいた。2歳上で前週まで賞金王を争った金谷拓実(Yogibo)とは2日連続の同組でのプレー。「もう優勝争いを2日間やっている気分なので、あと2日優勝争いができるというところはすごくうれしい。逆にあと2日で終わってしまうのが少しさみしいくらい」と話した。

 大会史上では2012年の藤田寛之以来、9人目&12例目となる初日から首位を譲らない完全優勝も視野に入る。トップで折り返し地点となり「コースが難しいので、これから2日間、伸びるような展開にはおそらくならないのでは。自分との闘いに勝って、試合にも勝てればいい」と言葉に力を込めた。

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