賞金王の中島啓太、1差に泣く 蝉川泰果とのV争いで一歩届かず…日本シリーズJTカップ最終日


2番、バーディを奪いガッツポーズする中島啓太(カメラ ・岡野 将大)

2番、バーディを奪いガッツポーズする中島啓太(カメラ ・岡野 将大)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 最終日(3日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 第60回大会の最終日が行われ、1973年のツアー制施行後、3番目の年少賞金王となった23歳の中島啓太(フリー)は3バーディー、2ボギーの69で回り、通算14アンダーの2位で終戦。22歳での大会史上最年少制覇を決めた蝉川泰果(フリー)との優勝争いで1打及ばず涙をのんだ。

 初日から首位を守ってきた中島は最終日は、3日目に2イーグルなどで首位に並んだ蝉川、2015、19年大会覇者・石川遼(カシオ)から猛追を受けた。

 最難関の最終18番を前に通算15アンダーで蝉川が単独トップ。前組の金谷拓実(Yogibo)が18番をパーで締めて通算14アンダーでホールアウトしており、優勝は蝉川、1差で追う中島、金谷の3人の争いになった。

 18番の第1打は、蝉川が右手前ラフに、中島は左手前のラフに入れる。第2打は残り約20ヤードをウェッジで打った蝉川が約50センチ手前に寄せ、最後は真横から沈めて優勝を決めた。

 ◆中島啓太(なかじま・けいた)2000年6月24日、埼玉・加須(かぞ)市生まれ。23歳。日体大卒。6歳でゴルフを始め、東京・代々木高3年時の18年にオーストラリアアマ選手権で日本人初V。18年アジア大会個人&団体金。21年アジア太平洋アマチュア選手権を制し、22年マスターズの出場権を獲得。21年9月のパナソニックオープンで日本ツアー5人目のアマ優勝。22年9月にプロ転向。177センチ、75キロ。

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