始球式登板の“渋野日向子投手”に金メダリスト山田恵里さんは「ソフトボールでも大活躍できる」


始球式の前に投球練習をする渋野日向子 (カメラ・豊田 秀一)

始球式の前に投球練習をする渋野日向子 (カメラ・豊田 秀一)

 女子ゴルフの渋野日向子(サントリー)が主催する「第2回 渋野日向子杯・岡山県小学生ソフトボール大会」が24日、地元・岡山の倉敷マスカットスタジアムで行われた。アスリートが他競技の大会を主催するのは異例。渋野は開会式で始球式に登場し、マウンドに立った。ともに東京五輪ソフトボール金メダルの原田のどか外野手(岡山出身)=トヨタ自動車=、昨年現役を引退した山田恵里さんと“真剣勝負”を演じた。原田は三邪飛となり、山田さんは右前打を放った。

 子どもたちの全力プレーを応援し、笑顔で見守った渋野は閉会式で「寒い中参加していただき、見に来てくださった皆さまもありがとうございました。本当にいい試合を見せていただきまして、本気のベースランニング、本塁打競争も見させていただき、自分がすごく元気をいただきました。来年への活力になりますし、来年からも3、4、5回目と続けていけるように、皆さんよろしくお願いします」とあいさつした。

 大会後は取材に応じ、「すごく素敵な時間を過ごさせていただいた。選手たちの姿を見て、元気をいただいた」と渋野。ゲスト参加した山田さんは「初めてこのような素晴らしい大会に呼んでいただき、ソフトボールが盛り上がっているのがうれしかった。五輪種目としては2028年に復活するので、今回の小学生は出られないかもしれないけど、今日いた子たちからそういう(将来五輪で活躍する)選手が出てきてくれたらうれしい」と語った。

 始球式での“渋野投手”に関して、山田さんは「本当に速かった。2球目を打ちにいこうとしたら本気で手が出なかった。ソフトボールでも大活躍できると思う」と太鼓判を押した。原田も「打席に立つ前に山田さんと『2点を取ろう』と話していたが、本気で打ちにいって、しっかりサードフライだった。去年より球が速くなっていた」と絶賛した。

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