2年連続年間女王の山下美夢有(みゆう、加賀電子)が18日、京都市内のホテルで「2023JLPGAツアー年間女王を祝う会」に出席した。
昨季最多の5勝を挙げ、ツアー初の2年連続で賞金2億円突破など、記録ずくめの1年を祝うべく、会場には関係者243人が集まった。山下は、昨年4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」優勝時に副賞としてもらった振り袖をまとい登場。各テーブルをまわり関係者と交流後、22年の年間表彰式「JLPGAアワード2022」で着用した黒のスーツ姿に着替え、再登場した。
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)副会長の小田美岐氏とのトークセッションでは、今年8月開催のパリ五輪についても言及。パリ五輪には、6月24日時点の世界ランクが15位以内の選手が各国最大4人出場でき、16位以下は先述の有資格者を含めて最大2人が出場権を得る。現在、山下は、17位の畑岡奈紗(アビームコンサルティング)、19位の古江彩佳(富士通)に次ぐ日本勢3番手の23位。射程圏内につけており「いい位置で戦えているので、フランスに行きたいですね。15位以内に入ります」と、力強く宣言した。
国内ツアー今季開幕戦「ダイキンオーキッドレディス(29日~3月3日、沖縄・琉球GC)」まで、残り11日。オフは体作りを重視し、特に上半身のパワーアップを図ってきた。山下は「今シーズンの目標は海外メジャーで結果を出すことと、あとはパリオリンピックに出場できるように頑張ります」と意気込んだ。