馬場咲希、米下部ツアー参戦へ「やってみなはれ精神で、ぶっ飛ばしていきたい」…サントリーと所属契約


サントリーと契約した馬場咲希(右)は宮里藍さんから花束を贈られる(カメラ・竹松 明季)

サントリーと契約した馬場咲希(右)は宮里藍さんから花束を贈られる(カメラ・竹松 明季)

 女子ゴルフの2022年全米女子アマ選手権覇者、馬場咲希(18)がサントリーと所属契約を2月から締結したことが27日、発表された。都内で会見し「尊敬する宮里藍プロ、渋野日向子プロと同じサントリー所属となることに、身が引き締まる思い」などとあいさつした。

 昨年11月のプロテストに合格した馬場は3月から始まる米下部ツアーに参戦する。「プロとして、より高い世界を目指したい。(同社の企業理念)やってみなはれ精神で、ぶっ飛ばしていきたい」と飛距離270ヤードの飛ばし屋らしく語った。

 会見に同席した日米通算24勝で元世界ランク1位の宮里藍さん(38)からは、金言を授かった。馬場が質問する形で「(米国は)飛行機の移動が大変で、クラブが届かなかったりする。予測と準備をして、柔軟に対応すること」と助言され、「持ち前の明るさと技術の高さで頑張って」と大先輩に背中を押された。

 憧れだった米国挑戦が決まり、近く単身で渡米する。「(アマ時代から同行していた)父に甘える気持ちをなくして、自立していく」と18歳。日本ゴルフ界期待の大器は4年後のロサンゼルス五輪出場にも意欲を示すとともに「経験を積んで、強いゴルファーになれるように」と澄んだ瞳で未来を見つめた。(岩原 正幸)

 ◆米下部ツアー(エプソンツアー) 開幕戦のフロリダズ・ナチュラル・チャリティー・クラシック(3月8~10日)からフロリダ州で3連戦が組まれ、10月上旬まで年間20試合が行われる。1試合あたりの賞金総額は20万ドル(約3000万円)~40万ドル(約6000万円)。ポイントランク上位15人が翌年度、米女子ツアーに昇格する。

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